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『新興宗教オモイデ教』を読みました

オーケンこと大槻ケンヂの『新興宗教オモイデ教』を読んだので感想を書く。

この小説はミュージシャンである大槻ケンヂが1993年に上梓した代物だ。オーケンと言えば筋肉少女帯のフロントマンとして名を馳せた一流ミュージシャンであり、現在テレビ出演は少なくなってきたものの、ひと昔前はテレビでも露出していたイメージがある。ミュージシャンとしても有名だが、作家としてもそれなりの、いや、素晴らしい評価を受けており、いとうせいこうや、ピース又吉と引けを取らないマルチタレントを発揮し、芸能人かつ小説家としてはかなりのプロップスを誇る。

とは言いつつ俺がこのオーケンの本を読んだのはこれが初めてである。代表作の『グミ・チョコレート・パイン』は積ん読であり、10年選手であるため大分下の方にある。ジェンガのごとく上手いこと引き抜かないと雪崩が起きて足がもげてしまう、それくらい長いこと未読まま放置してあったのだが。

『新興宗教オモイデ教』はいわゆるジャケ買いだ。古式ゆかしい美しい女性像、恐らく作中に登場するヒロインなのだろうが。


23年経っているが、全然今読んでも楽しめた。ラノベ感覚で読んでも楽しいかもしれない。何しろ新興宗教を扱った作品だ。キャラクターの個性とインパクトがハンパではない。ストーリーもラノベ以上純文学未満であり、ページをめくる指が止まらんぞ!

日々の生活と俗世間、周りの人間に対して不満に対して不満を抱き続けている主人公が、他のクラスメイトとは違う雰囲気を醸し出す女子に恋をする。彼女はパッとしない学校の先生と不倫をしていたという噂があり、その先生とは破局し、それを機に新興宗教に入信し、精を出し、身を入れ込んでいくのだが。

小説だし、物語だし、新興宗教を題材にしてるし、作中にも超能力めいたものが普通に起こるし、対立する教祖とバトルするし、一見荒唐無稽な展開が繰り広げられているように思えるが、実際、現実にもよく似たようなことが起こっていると思う。

先生と不倫して、うまくいかなくて学校来れなくなって宗教に入るなんてザラにある。思春期の多感な時期だからこそ、もろに影響を受けるだろうし、すがったら楽になるし。どんな怪しいもんでも、事実思い込みによって救われるのだから、周りがいくら騒ごうが信じきっている人には声は届かないだろう。本作では主人公が新興宗教に関わっていくこと並びにヒロインが入信したことについて、そのこと自体を悪く言う人間はほとんど出てこない。現世に何の不満もない人にとって、もしくはすがりたいものがない人にとって、新興宗教の話って超面白いのだ。

この小説で焦点が当てられているオモイデ教では「メグマ」という超能力を使って人間を植物人間にしたり、殺したりできる。対立する教団の教祖と直接対決しこのメグマによって廃人に追い込んだりした時は「バトルものなのか、これは?」とも思い、読みすすめていくと、主人公が片腕として使われている人物に深い業を与えた人物(異なる教団に所属)とのバトルになった。これは事実上のラスボス戦であり、主人公が類稀なる宗教的才能を発揮したバトルでもあった。ラストでは教祖との直接対面のバトルになるが、これはもう勝負というより退廃的な教祖の態度とそれまでのカリスマ性を有した教祖像とのイメージの乖離が素晴らしく、主人公と読者は「もうこれはバトルどころではないな、こんなやつが教祖であり、ヒロインを首ったけにしたやつだったなんて」という思いでいっぱいである。ヒロインは教祖に惚れ込んでおり、教団の勢いが落ち込んでみすぼらしい見てくれになっても尚偏愛を捧げているのである。

ラストの対面、対話のシーンは本当に心が揺さぶられた。「あの女をちょっとした色情性にしてやったんだよ。(中略)お願いですもっとしてくださいトー様と泣きながら哀願するんだ。口汚くののしってやると、ヒーヒー言いながら歓喜の喘ぎ声を上げ、そして頂点へ向かっていつまでも腰を振るんだ、そういうケダモノにしてやったんだよ。」
と教祖であるトーが言うのだが、ここが一番この本を読んでいて耐えられなかった。
実は俺も昔友達が新興宗教にはまっていて、勧誘された経験がある。奴は心酔しきっており、言い方は悪いがはっきり言って「洗脳」されていた。俺は奴が言っていることは特に間違っているとは思わなかったし、絶対に正しいとも思わなかった。ただ、「こいつは何を言ってるんだ?」と思うことが多々あり、それは無宗教の俺にとって、理論や理屈がわからないというより、もっと感覚的な部分で腹に落ちなかったんだと思う。トー様がこの小説でヒロインに対して思っていることを、奴が信じている教団の誰かが、少しでも思っていたらと考えると本当に怖い。そして、なんつーか少なからずそういう思惑が蠢いてる状況って実際問題ありそうで怖い。

新興宗教に入信する人は、「家族に不幸があった」又は「家族or自分が重い病気になった」というケースがほとんどだと思う。その子供は2世として半ば強制的に入信させられることになる。この小説ではヒロインが教師と不倫をしてしまったことから宗教に関わりを持つことになるが、主人公は社会や人間関係に対する漠然とした不安と憤りを機に、ヒロインに惹かれて宗教と関わりを持つようになったが、この主人公のようなケースはあまりいないだろう。2世以外ではもっと重大な大きな出来事がなければ新興宗教なんてものには見向きもしないはずだからだ。
何かに救われたい一心で入信した教団のトップがトーのようなことを言ったら一気に地獄に叩き落とされるだろう。まあでも熱心な信仰をしている人はまた違う教団に入信にして勝手に救われるだろうが。あと、俺は別に全ての新興宗教が悪い団体だとは思っていないことはここに記しておく。

文庫版の最後に永井豪による漫画があるのだが、この小説は漫画、もしくは映画にしたら非常に面白そうだ。あとがきではオーケンのインディーロックシーンについて思いを馳せている。スターリンの遠藤ミチロウ、財団法人じゃがたら、あぶらだこ、町田町蔵について等。新教宗教が醸し出す危なっかしさみたいなモノとアングラなインディーロックは確かに何か親和性がある気がならない。

人間椅子とか好きならこれを読んで文学とアンダーグラウンドカルチャーの旅へ旅立とう!






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テーマ : 読書
ジャンル : 小説・文学

『ちはやふる 上の句&下の句』を見てきたので感想を書く

先週、レイトショー割引を利用して映画『ちはやふる』の上の句と下の句を見てきたので、感想をば。








一気に見たわけではなく、上の句が公開されて間もなく観に行き、その感動と興奮のあまり下の句を公開をまだかまだか待ちすぎて首が1センチくらい伸びてしまった。下の句が公開され始めた頃は身心共に忙しく、満身創痍であったため、少し身の回りが落ち着いてから、公開後1週間くらいは経っていたかな?満を持して夜、シネコンへ出かけてきた。

上の句を観て思い知らされたのは、「広瀬すず、かわいい!」恥ずかしながら、この映画を観るまで広瀬すずの名前は知っていても、顔は知らなかった。この人が照明の仕事に疑問を持ったのか・・・詳しい経緯はよく知らないが、純然たる気持ちで訝しんだのだろう。

広瀬すず演じるちはやが、幼馴染の太一と再会し、かるた部を結成し、全国大会を目指す。上の句で印象に残っているのは、森永悠希演じる「つくえくん」なるキャラクターが人間的に成長していく姿だ。彼は一人が好きで、クラスでも孤立していた存在。ちはやたちは部員が揃わないと部活動として学校側に認められないため、つくえくんをかるた部に誘い、入部するのだが、彼の今まで独りでいたコンプレックスが部員たちによって刺激され、浄化され、強さとなっていく。

感動したわ!そりゃ独りでいるのもいいけどさ、つくえくんみたいな人間が、仲間と一緒に何かを成し遂げるって最高だな!って思ってくれて幸甚の至りですわ。心地いい関係と、仲間と気付いた絆、信頼関係は、失うことを想像するだけで怖くて、つくえくんもかるた初心者だから他の部員との技術面の差によって起こった問題から疑心暗鬼になって信じかけてたものを失ったけど、本当に辛かったよね、つくえくん。しかしそれを差し引いても友達と一緒に苦労した経験はお前にとってかけがえないのない宝物になるだろう。お前はまだ若い。学生の頃に友達に裏切られたからって何を臆することがあろうか。大人になってから親友とか家族に裏切られたらもっと絶望の淵は近いぞ!すぐそこだ!てかお前は裏切られてないし、仲間に支えられて支えて、死ぬほどハッピーな高校生活じゃねーか。下の句では垢抜けて励ましの言葉とかスラスラと言えるようになったな。仲間に感謝とリスペクトだ。

あとちはやの旧友の綿谷新役の真剣佑さん、超かっこいい。真剣祐と書いて「まっけんゆう」と読むらしい。しかも千葉真一の倅だと!文武両道の俳優さんで仮面ライダーにも出演していたのか。知らんかったで!



下の句は、全国大会に出場できることになったちはやたちの奮闘、部内での問題、かるたに対しての向き合い方について
考える新、そして最強の女子高生「クイーン」の形容しがたいオーラと強さが描かれている。

このクイーンは松岡茉優演ずる若宮詩暢なのだが、彼女が最高!惚れた。松岡茉優は以前からCMなどで見たことがあったが、その時は何も思わなくて、ちはやふるのしのぶちゃん役のキャストを聞いた時も、「あー、しのぶちゃん結構好きなキャラだけど、この人がやるのかー、まあいいかー。」という感じだった。しかし箱を開けてみてびっくり!クールで上品で孤高、しかし変なマスコットキャラを溺愛しているという設定を魅力溢れすぎな演技で難なくこなしている。後で調べたけどこの人「桐島、部活やめるってよ」の宏樹の彼女役の人ということに全く気付かなかった!なんか顔違くないか!桐島では登場する目立つ女子グループの中では一番好きなの松岡茉優が演じる宏樹の彼女だった。クラスメイトにキスを見せつけるシーンが最高!松岡茉優最高!





クイーンことしのぶちゃんは特定の師匠を持たず、どこにも所属せず、一人でかるたのスキルを磨いてきた。だからかるたの腕前はもちろん、精神的にも強靭なのだろう。彼女がかるたをやる理由は自分のためであり、他のプレイヤーのことを「仲良しこよしでかるたをやってる連中」と思っているのだろう。一方ちはやはかるたの仲間とやることに楽しさと意味を意味を見出している。この二人の間でかるたをやる意味を見失った新はかるたとの向き合い方を変えていく。その他いろんなシーンやセリフが意味を帯びていて、全てが綺麗に、いやらしくない繋がり方をしているので見ていて非常に心地いい。
しのぶちゃんは人とかるたをやることにあまり慣れていないのか(試合では辣腕を振るいまくりだろうが)、ちはやが「またかるたやろうね!」と言った時、すぐに小声で「いつや?」って尋ねる感じ、あれ最高。「いつのこと言ってんの?それいつやんの?」という無垢な状態が可愛すぎる。

あとは、やはり清水尋也演じるドSさん、本当に好きだ。かっこいい。調べたら、『渇き』で酷い目にあってた彼だったのか!振り幅がすごすぎて全く気づかなかった。秘伝の書を渡すドSさん本当にシビれたわ。先人たちが築いてきたタクティクスとノウハウを敵と言ってもいい奴らに渡す苦しみと、東京をレペゼンするからには勝って欲しいという期待を天秤にかけること自体かっこよくて憧れるぜ。秘伝の書を渡す前に部員がぞろぞろ気色ばんだ顔でちはやの前に来るところ、本当に怖かった。

そしてその後の土砂降りの雨の中ちはやが傘もささずに待っているシーンだが、宇多丸はあそこが気にいらなかったようだ。俺も宇多さんほどは怒りを覚えなかったけど、さすがに少し引いた。だって小雨ならまだしもあんなに雨降ってんのに雨ざらしで家の前に座りこんでるなんて、慄然とする。普通に怖い。傘どっかで買うか、屋根あるところで待つとか、連絡しといて家ないし屋根のあるところで帰ってくるのを待って帰ってきたタイミングで出向くとかすればいいのに、、、とか思ってしまった。


しかしそんなことを差し引いても最高の青春映画だった。続編も公開されるようなので、期待しまくり。しマクリマクリスティーだ。












秋★枝の『恋愛視角化現象』を読みました。

久しぶりに漫画を読んだ。

恋愛マスターである秋★枝の「恋愛視角化現象」(れんあいしかくかフェノメノン)だ。







20✖️✖️年、人類は、恋をすると、頭にツノが生えてくるというようになった。いや、トンデモ設定ではなく、恋をするよツノが生えるようになった、という点以外はいたって普通の高校生の恋愛風景が描かれている。短編集である。恋をするとツノが生えてくるということは、その人の頭を見れば、「こいつは今恋愛してるんだな」とか「好きな人がいるんだな」とかが一目瞭然でわかってしまうということだ。ただし、誰に恋心を抱いているかは、わからない。最初はこの世界観が嫌で、「もっと普通の日常系の漫画を読みたい」とか思ってしまったのだが、読み進めるうちにそんな気持ちはどこ吹く風で時に泣きそうになったり、時にニヤニヤしたりして、読み終わった直後には「そうなんだよ。俺はこういうラブコメが好きなんだよ。ありがとう。秋★枝さん」と叫んでしまった(叫んだのは嘘)。

秋★枝は恋愛マスターなので、このラブコメ要素を十二分に内包しているこの設定を過不足なく活用し、最高のストーリーを紡ぎあげている。恋愛マスター秋★枝さん最高。秋★枝さん愛してる。


俺が最初にこの恋愛マスターの漫画を読んだのは煩悩寺だった。





これを読んでた時にも、「そうなんだよ、俺が読みたかったラブコメはこれなんだよ」と柏手を打ってしまった。こちらは大人の恋を題材にしてるので、「高校生の恋愛なんか興味ないぜ」という人はこちらを読むのをオススメしやす。「こういう恋愛して、結婚できたらいいな」と思う。『喰う寝るふたり 住むふたり』が好きな人は絶対『煩悩寺』を読んだ方がいい。『喰う寝る〜』よりも『煩悩寺』は多幸感を感じさせてくれる。桃源郷へ誘ってくれる。

この本で描かれていることって、恋愛していることが可視化されていること以外、すっげえありそうな話ばっかりで、そのリアリティが読者の昔の楽しかった思い出を想起させる。俺も少し前に大恋愛をして大失恋をしてしまい、学生時代は彼女とかいたことなくて、恋愛なんてしたことなかった。でも経験してみてからこういう漫画を読むと受け取り方が全然違う。そしてこの漫画はそこまで辛い話はないし、ビターな気持ちになるけど、それぞれの読後感は心地いい。

上巻では、学生が主の物語が収録されており、下巻では、学生の話もありながら、社会人と仕事に焦点が当てられたストーリーも収録されている。

上巻では男子に告白された彼女。付き合っているのにツノが生えてこない=「本当に私って彼のこと好きなのかな?」というストーリーがあったり、三角、四角関係があったり、と王道ラブコメはしっかり押さえ、思春期特有の甘酸っぱさをこれでもかと感じさせてくれる。文化祭が近づいてきて、男女混合のグループが出来て、一緒に準備をするなんてもうそれだけで追体験できて感謝なのにそこからドラマが生まれる。でも現実の方がもっとシビアだけど後から振り返ると面白くて良い経験になるから学生諸君は思う存分恋して、好きなだけ悩めばいいと思う。

角が生えているけど思い人は自分の親友と付き合っていて、親友の恋路が危うくなると、心のどこかで「私少し嬉しがってるんじゃないの?最低じゃん」と葛藤する女子の話がある。その女子はいつも迷いがあると公園に行っているが、そこにいつも居る小6男子に告白される。という話が情景の美しさは最高だ。二人の掛け合いが素敵すぎて死にたくなったわ。小六男子の気持ち痛いほど共感できる。

しかし俺は実は懐古主義から解脱してリアリストになりつつある。将来のことを考えないといけない年齢にもなっている。リアリストになりきれてない分今は恋人との関係で悩むことがたくさんあって苦しいが、そんな悩みからも解放させてくれる、それがこの『恋愛視角化現象』だ。

そんな俺はどちらかというと大人の恋が描かれている下巻の方が好きかな。ジジィに恋をしていることがわかった理系女子、天職に携わる(仕事に恋をしている)大人の話。いろんな色恋事情があるわな。ここに描かれているのは恋愛するとツノが生えるっていう一見荒唐無稽な現象だが、実際にはこの漫画よりもっと訳のわからない恋愛事情がこの世界には跋扈していると思う。

ともかく、この漫画は只今絶賛恋愛中の人、昔の恋人を思い出したい既婚者、失恋中の人、恋愛に全く興味がない人、恋人が本当は欲しいのに、全くそんな素振りを外部の人間に見せていない人、あと、全学生が呼ぶべき漫画だ。超おすすめラブコメである!

秋★枝さんの本もっと読むぞ!煩悩寺も本当オススメ。











テーマ : 漫画
ジャンル : アニメ・コミック

『真夜中の果実』を読みました。

久しぶりすぎる更新である。

前回のエントリーから幾星霜を経て、今や私は大学生ではない。社会人である。サラリーマンである。そのうちにブログのタイトルを変える。






加藤千恵の『真夜中の果実』幻冬舎文庫を読みました。


加藤千恵、通称「カトチエ」、北海道出身の歌人、小説家。

この人の本を読んだのはこれが初めて。

恋愛にまつわるショートストーリーが37個収録されており、1話が4ページ、1話の最後にそのストーリーについての短歌が1ページにドーンと載っている。読み始めは1話、短か!!と思ったけど、読みやすい文だし、OLさんとかが夜寝る前に1話ずつ読んだらより充実した生活が送れるんじゃないかな、と思ふ。

37の話のうち、小生若干26歳の心に留まったのは「:恋よりも:」「二人の男」「クリスマス」

「恋よりも」は、高校の時から卓也という男に常に片思いされている女の話で、30代になっても会うたびに告白されていて、フッているという。しかし卓也には常に彼女がいる、という状況。

恋愛経験が非常に未熟な私には、は?何で彼女がいんの?とか思ってしまうのだが。こういう男性って、私の周りにもいるのだが、付き合っている女性に対してほかにもっと好きな女性がいるということで自責の念にかられたりしないのか?そもそも何で彼女いるん?とか思ってしまうんだが。恋愛に今まで興味がなかったからわからないのかもしれない。what the fuck.





「二人の男」は二股かけている女の話。彼氏のことがそれなりに好きで、不満もなさそうなのに、カキタレがいるというOL。そのカキタレと恋人になりたいという気持ちもうかがえない。彼氏に飲み会の予定が急に入ったのでデートをドタキャンされて、カキタレに連絡をするという。what the fuck.何でそんなことするん?でも実際こういう人いそう。彼氏すきやったらそれでええやんけ!家でおとなしくしとけよ、と思う。あからさまなビッチより怖いよー。彼女が本当はこんなんだったら精神的にかなり辛いよ。
付き合っているステディが内緒で違う男と浮気(sex)したことを人づてに聞いてしまった知人がいるんだが、彼はそれを知って以降は無類の風俗狂になってしまった。その彼女は私も知っており、真面目そうで、清楚で、おとなしくて、とてもそんなことするような人には見えないので、彼が風俗で愚息も昇天しまくるのもわかる。なんで好きな人と付き合っているのに浮気するん?謎すぎる。。。恋愛に今まで興味がなかったからわからないのかもしれない。what the fuck.


この間の朝井リョウ、加藤千恵のオールナイトニッポン0のクリスマスの放送の回で、明石家サンタみたいに不幸エピソードをリスナーから募る企画があったのだが、リスナーから

片思いの人のセフレになって4年、ついに三十路になってしまいました


というお便りがあった。これに対し、カトチエはこれってそんに不幸かなぁ?不思議がっていたんだが、不幸やろ、どう考えても!いやでもセックスできるだけ不幸中の幸いなのか?いや、セックスできるなんて幸福なことなんか?とか一瞬思ったが、やっぱ不幸だ。カトチエは「セックスだけじゃなく、普通にデートとかするわけだから、恋人とそんなに大差ない」って勘違いしてみたいだが、「デートはしない。セフレはセックスだけする」と、朝井に教えられていた。そんなこともわからないのに、カトチエはこんな話書けたのか。

そして関係ないけど、キンコメ高橋の事件についてラジオ内での言及はあるのだろうか。




「クリスマス」は恋人と一緒に過ごすクリスマスを大事にする彼女と、クリスマスに仕事を優先し、恋人たちのクリスマスなんてないがしろしている彼氏の話。この話がこの本の中で一番私の知っている、典型的な恋人たちのよく聞く話で、実際こういうのが理想だし、普通なんだと思う。

クリスマス、結局どっか予約させられるそうになりそうだな。死にそうになりながら仕事を片付けている自分の姿が想像できて、ちょっと笑いそうになった。

このラストの文、なんかいいよね。この話がシンプルで一番好きだった。

恋愛に今まで興味がなかったけどわかった。I got it.yah.

かくストーリーの最後の短歌も味わい深いものも多くて楽しめた。最近少し恋愛に興味ができてきたので楽しめた1冊だった。次はどんな恋愛小説を読もうかな。所謂恋愛小説って今まで何がおもろいのかさっぱりわからなかったけど読んでみよかな。









『僕は友達が少ない 8』を読みました。

 林原めぐみのラジオ番組、tokyo boogie nightの「電波私物化コーナー」ってたまに個人的な物言いすぎて全く理解不能な投稿あって面白いですよね~、こんばんみ。ペテン師です久しぶりです。
あれ・・・直近のエントリから4ヶ月もたってらぁ・・・

 さて、『僕はともだちが少ない 8巻』を読んだので薄っぺらい感想をば書こう。



内容紹介(Amazonより)
聖クロニカ学園学園祭本番、前座のような体育祭はつつがなく終わり、いよいよ文化祭当日となった。自主製作映画を上映する予定の隣人部だったが、映画の仕上げを担当していた理科が倒れてしまい、映画は未完成となり上映は中止に。残念な結果となった学園祭ののち、これまでの馬鹿馬鹿しいけど賑やかで楽しい活動の日々へと戻っ
ていく隣人部。互いに絆を深めていく隣人部の面々と過ごしながら、小鷹は隣人部への思いをいっそう強くする。そんなおり、星奈を敵視する生徒会の遊佐葵が隣人部に対して不穏な動きを見せ、小鷹、夜空、星奈、理科、幸村の関係にも大きな転機が訪れる――。残念系コメディ、ついに終幕……!?



ネタバレありんす。

 確か前巻では隣人部の存在意義が非常にフラジャイルになり、「今後どうなるんだ!?隣人部!?」てな感じでトゥービーコンティニューだったはずだが、8巻ではさらに星奈が小鷹に何気なく告ったことにより部員の気持ちも三々五々ばらばらになってしまう、というね。
あまつさえ小鷹が生徒会を手伝い始める、という謎の行為に精を出し始める、というね。
こういう仲良しメンバーの絆って一見強固だけど、その実割と簡単に、部室での楽しいスラップスティックだったりレイドバックにchillin’して過ごした日々を忘れちゃんだよね。そんでこんな感じで綻びを見せていくんだよね。うんうん。

 前巻からおかしな言動を繰り返す小鷹に落胆の色を隠せないが、そんな小鷹を”是正”するのは、やはり、志熊理科だった。
屋上での(無駄な)バトルシーンを経て、やるじゃねーかお前もな」という、もはやベタなのかメタなのか全くわからない導き方で行き着いた先は・・・

理科たちはもう友達じゃないですか

 あー長い道程だった。長い友達童貞だった。



 傷重ねて気付かされた、大事なもの握り締め~大親友の彼女のツレにパスタ作ってもらえよ小鷹!(#now playing 湘南乃風 純恋歌~小鷹に送るyell~)

 理科の白衣に猫耳カチューシャがかわいすぎる。あそこまでイライラさせられて、引導を渡すどころか傷重ねて気付かせようとした理科の友達思いっぷりと懐の深さにbig up.

 もう一人、傷重ねて気付かせた人物がいる、それは意外にも幸村であった。
最近の幸村、ほんと可哀想だったからね。何考えてるかわからない、居ても居なくてもなんら問題じゃない人物。高校のときの自分を見ているようで、なかなか痛々しく、惻隠の情が湧きまくっていた(それすらも意識しないようにしていたくらい自らを投影していた)キャラだっただけに感涙しそうになった。
By the way 小鷹がホの字の生徒会長、言動とか立ち振る舞いが黒神めだかをふつふつと彷彿とさせるのだが・・・!小生だけ?まあいいや。

 てか、漫画とかラノベって生徒会が教師陣を差し置いて実権握ってたりするじゃん。生徒会が、実績出さない部活を廃部にさせたりとかあんなん実際あんのかね?私が通っていた高校なんて生徒会なんて傀儡政権もいいとこで生徒会が積極的に中心となってやってる風の催しとか運動って実質的な企画、運営はほぼ教師陣が決めていたように思う。あと『灼熱の小早川さん』みたいな四角四面の風紀委員、または委員長ってあんなん実際にいるのかね?うちの高校、風紀委員会自体がなかったぞ。まあでも風紀委員、生徒会に比べると「委員長」は可愛げや憂いや幼さみたいな、ソフトなイメージがある。多少の無理を聞いてくれそう。「仕方ないなぁ、そこまで言うなら打ち上げのカラオケ行ってあげてもいいよ。」とか言いそう。リスペクト送るぜ、めちゃモテ委員長

閑話休題。

 さらっと小鷹に告る星奈、本当に敵なしだと思った。そして夜空が可哀想すぎる。小鷹が経験した奇跡はほとんど夜空のおかげじゃないないかいよ。気付けよ小鷹。もっと傷重ねて気付けよ。そして遊佐葵のキャラが未だにイマイチ掴めぬ。

 とまぁ、とりあえずは理科と幸村のおかげで隣人部の危急存亡の秋は終焉した?わけだが、平坂先生のあとがきによるとこれからはラブコメに戻るそう。

 以下あとがき抜粋:
どうにかヤマは超えたので、あとは1巻のあとがきで希望した感じで最後まで行ければいいなーと思っておりますがそう簡単にはいかない予感がひしひしと。

 1巻のあとがきで希望で希望した感じってなんぞ?ということで1巻をひっぱり出してきた。
この部分のことかいな。↓

ちなみにこの本の続きが出せるかどうかは売れゆき次第で、3巻くらいでサクっと終わるか長く続くことになるかも売れゆき次第なのですが、(中略)ダラダラ続けてみたいです。

 3巻で終わるどころか、スピンオフ漫画もガンガン出て、アニメ化もして、その上、アニメ化2期決定だよ!もはやアメリカンドリームである。

 つーことで、平坂先生には当初の希望通り、ダラダラ続けてほしい。

 井上麻里奈さんの夜空、最初は別段何も思わなかったが、時間が立つにつれめっちゃ好きになってた。なんかキャラクターが井上さんの中で醸成されていくような感覚。はがないラジオまたやってくれるかなー。
この曲、神曲だと思う↓




 アニソンといえば今季のアニソン結構いい。TARITARI、ココロコネクトは歌だけでもう満足してしまうよね。貧乏神が!のEDとか超すき。
 今更だが、去年のアニメで出色だと思うアニメソングはこれである↓自分の中で頭一つ飛び抜けてた感がある。
フリージングよりMARIAでcolor

colorつながりで言えば、ほっちゃんの「coloring」は一時期何回リピートしたかわからんくらいはまったぜー


 尻きれトンボ的な紹介になるけど、またまた今更だけど、ペルソナ4のサントラめっちゃいい!
 そしてそしてRANLちゃんがペルソナ4OPをジャックした曲がso coolだよ!声とかフローは言わずもがな、リリックもヨンパない。ランルのストリートにハスラーはいない。


 しかもなんとLBさんの無料配信Mix tapeに入っててここからフリーダンロードにしてくれてる!LBさんありがとう。









テーマ : ライトノベル
ジャンル : 本・雑誌

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